日陰でもあきらめないで!! シェードガーデンの作り方

すっかり春らしくなってきて、お庭いじりするにはいい季節になってきました。

そんな中、お客様からこんなご依頼が・・・

 

「うちの庭、年間通してほぼ日が当たらなくって、何を植えてもすぐ枯れちゃんです。

それでも、植物が大好きだから、なんとかして植物を観賞したいなぁと思うんですが、

何かいい案ありませんか?」

 

実際にご自宅へ伺ったところ、すぐ南側にはアパート、両サイドには住宅で、

みごとなまでの日陰感・・・

前日まで約1週間雨が降っていないにも関わらず土はベトベト。

これは植物も育つまい、という状況でした。

 

みなさまのご自宅にも、こんな場所、ありませんか?

どうせ植えても・・・とあきらめてしまっていませんか?

 

あきらめないで!!(真矢みき風www)

しっかりと土の改良を行い、適切な種類の植物を選んであげれば、そのスペース、

素敵なお庭になりますよ!!

 

ということで、今回は日陰でもあきらめない、シェードガーデンの作り方をお送りいたします。

 

まずは自分の庭が、どの日陰のパターンかを知りましょう。

それにより、選ぶ植物の種類が決まってきます。

 

① 暗い日陰[暗]

直射日光がささず、間接光もほとんど期待できない暗い場所


② 明るい日陰[やや暗]

直射日光はあたらないが、木もれ日や間接光がさす日陰


③ 午前に日がさす半日陰[半AM]

午前10時ごろまで直射日光が数時間さす場所


④ 午後に日がさす半日陰[半PM]

午前10時ごろから夕方の直射日光が数時間さす場所

 

ご自宅の日陰のパターンがわかったら、それに対応できる種類の植物を中心に選んで配置しましょう。

 

① 暗い日陰[暗]でも使用可能な植物

アオキ・シャガ・リュウノヒゲ・ハラン・ヤブコウジ・ヤブラン・シュウカイドウ・マンリョウ・ヤツデ・フッキソウ など

② 明るい日陰[やや暗]でも使用可能な植物

インパチェンス・アジュガ・アスチルベ・ケマンソウ・ヒメシャガ・クリスマスロース・ギボウシ・ヒューケラ・イカリソウ・フウチソウ など

③ 午前に日がさす半日陰[半AM]でも使用可能な植物

ジギタリス・シュウメイギク・ツワブキ・ユキワリソウ・アジサイ など

④ 午後に日がさす半日陰[半PM]でも使用可能な植物

アセビ・オダマキ・ツボサンゴ・スズラン など

 

直射日光が少ないということは基本的に花芽をつけにくいため、葉の形や色で

変化をつけて楽しむようにすると良いです。

日向の庭に比べて種類が限られてしまいますが、シェードガーデンに向く植物は、

植えたらそのまま植えっぱなしにしていても育ってくれる植物が多く、

日陰で育っていくために、暑さや寒さに強く、丈夫になった植物が多いので、管理はしやすいという利点もあるんですよ!!

 

植えたい植物が決まったら、土つくりです!!

日陰の庭は、日光が当たらない+風が通りにくいことが多いです。

要するに、湿気がたまってしまい、根腐れが起こりやすい状態ということです。

そこで、植栽する部分より少し余分に土をほりあげていきます。

そして、底になる部分に、軽石や鹿沼土など、透水性を確保できるものを敷き詰めてから、

客土をしていきます。

 

そうして今回完成したのがこれです。

 

Before①↓↓↓

 

After①↓↓↓

 

Before②↓↓↓

 

After②↓↓↓

 

Before③↓↓↓

 

After③↓↓↓

 

様々なテクスチャの葉の植物を組み合わせて、暗かったお庭が明るくなりました!!

 

お施主様にも満足していただけました。これがなによりの瞬間です!!

 

さらに、雨樋がないところからの雨だれによって庭の一部が穴が掘れてしまうともことだったので、

急遽雨樋の設置も行いました。

こんなことも実はやれたりします。

 

 



これからお庭をつくられる方、実はお庭がほしかったけど日陰だからあきらめていた方、

何度もいいます、あきらめないで!!

どんな感じにできるんだろう。や、こんな感じにしたいんだけどなにか案ないかしら?など・・・

プランニングから施工、管理まで、承っております。

 

まずはお気軽に相談ください!!↓↓↓↓↓

 


2017年03月30日