樹木医の花咲姉さん
日陰でもあきらめないで!! シェードガーデンの作り方
すっかり春らしくなってきて、お庭いじりするにはいい季節になってきました。
そんな中、お客様からこんなご依頼が・・・
「うちの庭、年間通してほぼ日が当たらなくって、何を植えてもすぐ枯れちゃんです。
それでも、植物が大好きだから、なんとかして植物を観賞したいなぁと思うんですが、
何かいい案ありませんか?」
実際にご自宅へ伺ったところ、すぐ南側にはアパート、両サイドには住宅で、
みごとなまでの日陰感・・・
前日まで約1週間雨が降っていないにも関わらず土はベトベト。
これは植物も育つまい、という状況でした。
みなさまのご自宅にも、こんな場所、ありませんか?
どうせ植えても・・・とあきらめてしまっていませんか?
あきらめないで!!(真矢みき風www)
しっかりと土の改良を行い、適切な種類の植物を選んであげれば、そのスペース、
素敵なお庭になりますよ!!
ということで、今回は日陰でもあきらめない、シェードガーデンの作り方をお送りいたします。
まずは自分の庭が、どの日陰のパターンかを知りましょう。
それにより、選ぶ植物の種類が決まってきます。
① 暗い日陰[暗]
直射日光がささず、間接光もほとんど期待できない暗い場所
② 明るい日陰[やや暗]
直射日光はあたらないが、木もれ日や間接光がさす日陰
③ 午前に日がさす半日陰[半AM]
午前10時ごろまで直射日光が数時間さす場所
④ 午後に日がさす半日陰[半PM]
午前10時ごろから夕方の直射日光が数時間さす場所
ご自宅の日陰のパターンがわかったら、それに対応できる種類の植物を中心に選んで配置しましょう。
① 暗い日陰[暗]でも使用可能な植物
アオキ・シャガ・リュウノヒゲ・ハラン・ヤブコウジ・ヤブラン・シュウカイドウ・マンリョウ・ヤツデ・フッキソウ など
② 明るい日陰[やや暗]でも使用可能な植物
インパチェンス・アジュガ・アスチルベ・ケマンソウ・ヒメシャガ・クリスマスロース・ギボウシ・ヒューケラ・イカリソウ・フウチソウ など
③ 午前に日がさす半日陰[半AM]でも使用可能な植物
ジギタリス・シュウメイギク・ツワブキ・ユキワリソウ・アジサイ など
④ 午後に日がさす半日陰[半PM]でも使用可能な植物
アセビ・オダマキ・ツボサンゴ・スズラン など
直射日光が少ないということは基本的に花芽をつけにくいため、葉の形や色で
変化をつけて楽しむようにすると良いです。
日向の庭に比べて種類が限られてしまいますが、シェードガーデンに向く植物は、
植えたらそのまま植えっぱなしにしていても育ってくれる植物が多く、
日陰で育っていくために、暑さや寒さに強く、丈夫になった植物が多いので、管理はしやすいという利点もあるんですよ!!
植えたい植物が決まったら、土つくりです!!
日陰の庭は、日光が当たらない+風が通りにくいことが多いです。
要するに、湿気がたまってしまい、根腐れが起こりやすい状態ということです。
そこで、植栽する部分より少し余分に土をほりあげていきます。
そして、底になる部分に、軽石や鹿沼土など、透水性を確保できるものを敷き詰めてから、
客土をしていきます。
そうして今回完成したのがこれです。
Before①↓↓↓
After①↓↓↓
Before②↓↓↓
After②↓↓↓
Before③↓↓↓
After③↓↓↓
様々なテクスチャの葉の植物を組み合わせて、暗かったお庭が明るくなりました!!
お施主様にも満足していただけました。これがなによりの瞬間です!!
さらに、雨樋がないところからの雨だれによって庭の一部が穴が掘れてしまうともことだったので、
急遽雨樋の設置も行いました。
こんなことも実はやれたりします。
これからお庭をつくられる方、実はお庭がほしかったけど日陰だからあきらめていた方、
何度もいいます、あきらめないで!!
どんな感じにできるんだろう。や、こんな感じにしたいんだけどなにか案ないかしら?など・・・
プランニングから施工、管理まで、承っております。
まずはお気軽に相談ください!!↓↓↓↓↓
知っ得!! 樹木の危険信号読み取り術
ご自宅の庭、会社の緑地帯、街路樹、公園など、よくみると私たちの生活には、樹木があふれています。
きれいな緑で私たちに癒しを与えてくれている樹木ですが、実は危険な一面も持っています。
今回はそんな身近に潜む、樹木による危険とその危険を察知するコツをご紹介していきます。
これをみてください。
なんだかわかりますか?
バームクーヘンではありません。
先日、剪定をご依頼くださったお客様のご自宅にあったクロマツです。
剪定を行う前に大奥様から古い木たちだから危ないものがないか診断をまずしてほしいとお願いされ、
木槌による打音調査をおこなったところ怪しい音が・・・
見た目には特に損傷もないし、樹勢も良く、見た目ではなにも問題のない状態でした。
お施主様に説明したところ、倒れたときのリスクを考えて残念ながら伐採することとなりました。
実際に切ってみると予想以上に腐りが進んでいて、切り株をみてお施主様が、
「切るのに迷っていたけど、思い切って伐採してよかったわ。」というほどのものでした。
このように、見た目では健康そうでも、実は危険な木は身近にあるものです。
最近だと、長野県で倒れた木の下敷きになり死亡するというケースが記憶に新しいかと思います。
生木は予想以上に重いもので、直径10cmの枝でも、落下してくると簡単にケガをしてしまうほどです。
この危険を回避することはできないものか?
ご自身で判断できるポイントをいくつかご紹介いたします。
(ただ、あくまでポイントであるので、危険であるかの正式な判断は樹木医にお任せください。)
①横に筋がはいっている
これは風などにより、幹に付加が一方からかかるとき、その筋を視点として幹折れが発生する可能性があることを示しています。
②根元の土にクラックが入っている
なんらかの原因で、樹木が根っこごと動いている証拠です。
樹木そのものが根っこから倒れる危険性があることを示しています。
浜松駅前でのクスノキも、このような倒れ方をしました。
③幹に大きな傷がある
傷口から腐りが侵入して材の強度がなくなっている可能性があります。
そのまま腐りが進行すると倒れたり、途中で折れたりする危険があります。
④叩いてみると鈍い変な音がする
今回紹介させていただいたお宅のマツはこのタイプでした。
表面上は特に傷がなくても、叩いてみると意外と危険がある場合があります。
樹高を抑えるために主幹を切ってしまうなど、切り口が大きいものがある樹木はこのようになっているケースが多いです。
⑤キノコがはえている
キノコは腐りが入っていることの証明です。
そして、キノコというものが表面に出現するということは、腐りがかなり進行してしまっているということです。
発生しているキノコの種類にもよりますが、根元付近にキノコが生えていることはあまりよくないサインです。
また、木の周辺に行くとキノコ臭がする場合もあります。
このように、よくみると様々なサインで危険信号がだされているのです。
今日から、身の回りの樹木を観察してみてください。
万が一上記のようなサインを発見した場合には、桜興業までご一報を!!
危険な樹木がないか心配がある方はこちら↓↓↓
危険な木や支障となる木を伐採したい方はこちら↓↓↓
実はこの冬がチャンス!! 植物を元気に育てる肥料のあげかた
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
昨年は多くのお客様にご愛顧いただきまして、ありがとうございました。
このホームページを介してご縁を賜ったお客様もたくさんいたことに感謝しております。
ご贔屓にしてくださっているお客様も、今後繋がりますまだ見ぬお客様のためにも、社員一同よりよい
サービスの提供に精進いたしますので、本年も変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
平成29年1月吉日
さて、2017年になりました。
年末はおかげさまで多忙を極め、豆知識の更新ができずに申し訳ありませんでした。
本年はコツコツと更新をしてまいりますので、どうぞお付き合いくださいませ。
では早速、本題といかせていただきます。
落葉樹は葉をおとし、樹木が休眠期に入る冬場。
年末の剪定も終わって、春の芽吹きまでなにもしなくていいと思ってる方、いらっしゃいませんか??
いえいえ!!
寧ろ今がまさに肥料をあげるチャンスなんです!!
肥料を施すタイミングは大きく分けて年4回あります。
さらっとご紹介。
①芽だし肥
これはがんばるときに栄養剤をぐいっと飲むイメージの肥料のことです。
春の萌芽期に根の活動が盛んになる頃(3~4月)に、萌芽や枝の伸長を助けるために効き目の速い速効性肥料を与えます。
②お礼肥
イルカショーやアシカショーで芸をがんばった動物に次もがんばってね、という意味でご褒美をあげるイメージの肥料のことです。
花の終わった後や果実を収穫したあとに樹勢を回復させる為にすぐに効果のあらわれやすい速効性肥料を与えます。
③秋肥
リスたちのように、これから来る冬に備えてエネルギーを蓄えるためにやる肥料のことです。
9月頃に花芽の充実や、耐寒性を付けるためにリン酸やカリ分の多い緩効性肥料を与えます。
④寒肥
春のスタートダッシュに備えて、コンディションを整えておくための肥料のことです。
庭木の生育が旺盛になる時期に効き目が現れる様に冬の間(1~2月)に緩効性肥料を与えます。
こうしてみると、一年中肥料はあげてもいいものなんですよね。笑
ですが、この中でもオススメしたいのは④の寒肥なのです。
樹木も人間同様に、基礎体力が衰えると病害虫の被害を受けやすくなるので、とにかく基礎体力を高めることが
一番の健康維持への近道になります。
いくらよい栄養剤(ここでは速効性肥料のことをさします)をいっぱいあげても、吸収する体力と根がなければ
まったく意味がありません。
そして、①~③の施肥の時期には、剪定などのほかの業務と重なってくるので、費用を分散させることも可能になります。
ちなみに、桜興業では、①~④の肥料に加え、肥料を吸収しやすくなるための土壌改良も含めた施肥を施工いたします。
そのため、肥料が効率よく根に届き、効き目を最大限に引き出すことが可能になります。
肥料のタイミングの次はあげ方です。
適当にぱぱっとあげればいいと思っていませんか?
よく見かけるのが樹木の根元を軽く掘ってたっぷりと黒々した肥料で根元を覆っている姿です。
肥料の栄養分を吸収するのは根です。
しかも細い白根の先端だけなので、いくら根元に肥料をやっても、吸収しないのです。
ですから、施肥のする場所は、枝が一番外側へ出でいる部分からまっすぐ地面に降りてきた線上にあげるようにしましょう。
(図を参照してください)
しかし、細い白根の先端に直接触れるところに肥料を入れるのはNGです。
直接肥料が触れてしまうと根が焼けて死んでしまうので、逆効果ですから注意してください。
それと、しっかりと根を張った2年目から与えてください。
根付を行った直後の樹木は、根が切れているので、養分を十分に吸収できません。
ですから、植え付け1年は肥料を与える必要はありません。
どんなことにでも言えますが、何事も適量が一番です。
効きすぎる肥料を大量にあげることで逆に樹木をいじめてしまうことも多々あります。
また、希望する効果を発揮する種類とは違う肥料をあげてしまったりといったケースも多くみられますので、
どんな時期に、どんなものを、どのように施肥してあげたらよいのか?
など、その樹木にあった施肥をアドバイス・施工いたしますので、お気軽にご相談ください。
この冬にしっかりと肥料をあげて、春のスタートダッシュにそなえませんか?
秋といえばこの香り!! 意外と知られていない金木犀(キンモクセイ)のおはなし
日中暑い日もまだまだありますが、吹く風がすっかり秋めいてきましたね。
今回はこの時期に風にのって甘い香りを届ける秋の風物詩、
キンモクセイの意外に知られていない生態についてご紹介します。
桜と同じで実は短命。花が咲いているのを見逃すな‼︎
毎年、この時期になるとどこからともなくいい香りがしてきます。
なんとなくこの時期だなぁと特に気に留めてない方が大半かと思いますが、
キンモクセイが花を咲かせるのは5日から10日と桜と同じくらい短いのです。
花がない時は濃い緑の地味な状態のキンモクセイ…
可憐なオレンジの花を咲かせる年一回のメイクアップをみなさんも見てあげてください。
日本のキンモクセイは男社会。みーんな、兄弟なんです。
いわればみれば見たことがないキンモクセイの実。
逆にみたことがある方は教えてください。
日本ではありえないはずです。
なぜかと言いますと、キンモクセイは雌雄異株といって、雄の木、雌の木が別れているのですが、
中国から日本へ入ってきたのが雄の木で、その後挿し木によって苗木が生産されたため、
日本にいるキンモクセイは全て雄の木だからです。
雌の木がないので実をつけたくてもできません。
中国には雌の木があるので、実を見ることができます。
そして、日本にあるキンモクセイは挿し木によってできているので、みんな同じ遺伝子を持った兄弟なんです。
そのため、同じ地域で生育しているキンモクセイの開花があまりずれずに一斉に咲くと言われているのです。
ちなみに、開花している期間や潔く散る様が似ている桜は開花前線が南から順に北上していきますが、
キンモクセイは寒さに反応し開花するため、 北から順に南下していきます。
ある一定の温度を下回ると一気に開花しますが、キンモクセイの花は非常にデリケートで、
大気汚染が進んだり、砂やホコリがたくさん降りかかるような環境では、成長が遅れたり、花を咲かせなかったりするのです。
花付き具合が大気汚染の度合いを教えてくれるのです。
みなさんのまわりのキンモクセイの花付きはいかがですか?
金なのに実は変種?
キンモクセイはモクセイ科のギンモクセイという日本古来からあるものの変種です。
オリンピックのメダルは一位から順に金、銀、銅なのに、なぜか本家の銀モクセイを差し置いての金モクセイ…
なぞです。笑
ちなみに、ギンモクセイは白い花が咲きます。キンモクセイに比べると地味な咲き方で、香りも控えめです。
だから中国からやってきた少し派手で香りの強いキンモクセイの人気が強く、
ギンモクセイが変種というイメージになってしまったと考えられます。
ギンモクセイもキンモクセイには劣りますが、よい香りを楽しむことができるので、ぜひ探してみてください。
秋もいよいよ本番。
季節の変わり目ですので、みなさんどうぞご自愛ください。
お花を楽しんだら来年の準備として剪定をすると、花つきがよくなりますよ!!
知らないとヤバイ!雑草トラブル!草取り・草刈りをしなければいけない理由
私たちの暮らす、ここ日本は高温多湿な気候のため、植物にとっては成長しやすい環境です。
それは雑草にとっても同じで、日本は雑草にとってはパラダイスなのです。
そんな雑草処分や草刈りには手間も費用も掛かるため、ついつい放置してしまいがちですよね。
しかし、雑草を放置することでトラブルになってしまうケースもあるんです。
今日は放置することで起きる、様々な雑草によるトラブルをご紹介。
なぜ草刈りをするべきなのか?という疑問にお答えします。
雑草によるトラブル
その1 アレルギーを引き起こす‼
花粉症の原因となる「ブタクサ」などを代表に、雑草の中にはアレルゲンとなる物質を持ったものがあります。
主に春の終わりの5月から秋の9月、10月(地域にもよりますが)に飛来する花粉が
アレルギー反応(アレルゲン)を引き起こすのだと考えられています。
アレルギーには個人差があるので、思いがけない雑草でアレルギーを引き起こす場合もあり、
自分の健康を害するだけではなく、近隣の方にまで被害を与えてしまうこともあります。
また、雑草で花粉症のような症状が引き起こされるということが周知されていないため、
理由もわからないために症状を悪化させてしまい、本格的に花粉症になってしまうケースも多々あります。
アレルギーを引き起こすものとしては、5月、6月にはイネ科の植物、
9月の秋からはブタクサ、カナムグラ、ヨモギ、(もちろんイネ科もです)が主になります。
その2 喘息の引き金になる‼
雑草の粒子や草場に生えたキノコの胞子が喘息被害を引き起こしてしまうケースもあります。
先ほども登場したブタクサは花粉症の原因植物として有名ですが、喘息の大敵でもあり、
喘息草という別名ももっています。
飛散した花粉を吸い込むと、息苦しくなって激しい咳が出たり、胸がゼイゼイする喘鳴の症状が表れます。
また、草むらは虫にとっては最高の住処です。集まってきた虫の糞や死骸なども、喘息を引き起こす原因となっています。
これらは細かい粒子のため、風に乗って拡大しすく、境界線なども関係なく飛散します。
その3 害虫が発生する‼
雑草は害虫にとっては餌場であり、隠れる絶好のスペースです。
害虫の種類によって被害は異なりますが、中にはマダニのように重篤な病気の感染源となる害虫が繁殖する場合があります。
ここでは、マダニについて軽く紹介しておきます。
マダニは人間も寄生対象としていて、山の中に限らず、公園や河川の草むらにも潜んでいます。
最初は体が非常に小さいので、どこかで傷を受けたそのカサブタかなぐらいにしか思わないことが多いようです。
しかし日にちが経つにつれてそれはどんどん大きくなっていき、そこで寄生に初めて気がつきます。
ここでやっかいなのが、彼らはセメントのような唾液で体を固定しているという点です。
無理に引き抜こうとすると頭部や差し込まれている牙が体内に残ってしまいます。
強く掴むとマダニの体液の逆流を招くこともあり、感染症などのリスクが高まってしまうため、無理に引き抜くことは推奨できません。
まず一番確実な取り方は病院にいくことです。
ただしメスを入れて切開することになる場合があるのでその覚悟はしておきましょう。
自力でなんとかする場合、よくいわれるのは、アルコールをかける、線香の火を近づける、氷で冷やすなどの手段です。
嫌がる刺激を与えてマダニが外れるのを期待するやり方で、特に線香の火でマダニのお尻に刺激を与える方法は有効なときが多いようです。
ただしこれらをやり過ぎるとマダニが外れる前に死んでしまい、結局死骸が丸ごと残ったままになってしまいます。
ここでうまくマダニを引き抜けたとしても、病院には必ず行くようにしましょう。
傷口に牙が残っていないか、また何かの感染症の症状が出ていないか確認はするべきです。
マダニによって媒介される病気は以下の3つがあります。
① 重症熱性血小板減少症候群(SFTS):
最近媒介が確認されて話題になったSFTSウイルスによるものです。
野生下のマダニのウイルス保有率は5~15%程度とみられています 嘔吐、下痢、頭痛などの症状を引き起こし、
最悪の場合死に至ることもあります。
②ライム病
ネズミやシカなどが持っている病原体のボレリアが感染することによって起こる病気です。
マダニが吸血を始めてから48時間以上が経つと感染リスクが高まるとされています。
傷口近くから赤い斑点が現れ、全身の倦怠感、寒気、頭痛、嘔吐、発熱、関節痛などの症状が現れます。
③日本紅斑熱
日本紅斑熱リケッチアという病原体の感染によって引き起こされます。
症状は風疹に似ていて、発疹や発熱の症状が起こります。
毎年50~100人程度の感染が確認されており、いままでに4件の死亡例があります。
その4 変な匂いがする‼
雑草の中には「におい」を発生させる種類もあります。良い「匂い」の雑草ならまだしも、ドクダミやキマケンのような、
くさい「臭い」の雑草も多く繁殖します。
臭いのきつい雑草はなぜか繁殖力も強く、除草してもどんどん生えてきます。
放っておくと、大量に生えてしまい、臭いがますます強烈なものになってしまいますので、早めに対応することをオススメします。
その5 犯罪の危険性が増える!!
草が伸び放題の地域は印象も悪く、治安が良くないイメージがついてしまいます。
伸びきった草花は不審者の姿を隠したり、ゴミをポイ捨てされたりなどの犯罪を助長してしまうリスクがあります。
また、立ち枯れ状態の草木は小さな火種でも燃焼するので、火事になってしまう危険性もあるのです。
このように、草を放置することは、様々なトラブルを引き起こす原因になっているのです。
それでも「やっぱり面倒だし、自分はアレルギーにもならないし、犯罪だって気をつけておくから平気だわ」
と思っている方もまだいることでしょう。
しかし、雑草トラブルの厄介なところが、「境界がないこと」なのです。
自分は気にならなくても、雑草の種や、害虫、異臭、火事などは、ここから違う家の敷地だから入らないという概念は
あいにく持ち合わせていません。
気がつかないうちに、ご近所さんを怒らせてしまった・・・というケースも多々あります。
草刈りのご依頼理由で意外と耳にするのがこの「ご近所さまに迷惑をかけないようにしたいから」なのです。
ご自宅はそうそう簡単に引っ越すこともできませんよね?
円滑なご近所付き合いのためにも、ぜひ面倒臭がらずに草刈りをしてください。
雑草のないきれいなお庭で、気持ちのよい生活をお送りくさだい。
ひまわりを長く楽しむためのお手入れのコツ
こんにちは。
8月に入りましたね、夏本番、暑くてしにそうですね!!笑
夏といえばひまわり。
太陽に向かって一心不乱に咲く姿に、元気をもらっています。
今の時期はいろんなところで売られているので、おうちに飾られる方も
少なくないことでしょう。
そこで、ひまわりを長く楽しむためのコツを紹介いたします!!
ポイントは花瓶にいれるお水の量!!
ひまわりは茎が比較的柔らかく、茎全体がこまかい産毛でおおわれています。
そのため、長時間お水に浸かっていると茎もお水も、腐りやすくなってしまうのです。
ですから、お水の量は花瓶の底から2~3センチの高さが目安です!
ちなみに、塩素系の漂白剤を少しお水に混ぜると、水が腐りにくくなるので
より効果的です!!
これで長い期間、ひまわりのお花が楽しめますね!!
そしてもうひとつ豆知識を・・・
かわいいひまわりの花。
実は、大きな1つの花のように見えますが、
頭状花序と呼ばれ、多数の花が集まって1つの花の形を作っているんです。
そして、外側から順に咲いていきます。
だから一本の花から、大量にひまわりの種がとれるわけです
この夏は、大人も夏休み課題としてひまわりをじっくりと観察してみてはいかがでしょう?
暑さが続きますが、皆様ご自愛くださいませ。
カタツムリの意外な繁殖方法
こんにちは。久しぶりに雨が降りましたね。
植物にとっては恵みの雨ですが、仕事がはかどらなくなるので、
植物を扱う仕事をするものとしてはなんとも複雑な思いです・・・
さて、雨が降ると現れるカタツムリを見て思い出したお話です。
ナメクジの繁殖をしている知人に教えてもらったのですが、
カタツムリって、排泄する穴が目の下にあるんですって!!
(お食事中の方、ごめんなさい。)
しかも、雌雄同体なため、自分ひとりで繁殖するそう。。。
そして、なんと、卵もこの穴から産むんだそうです!!
ようするに顔から卵がぽろっとでる感じ・・・
ここで思い出したのがドラゴンボールのピッコロです。
彼も口から卵をだしていました・・・
ナメック星人。どうやらナメクジがモデルのようですね。
なんでこの人、口から卵だすんだろう??という疑問が、すっきりした瞬間でした。
ちなみに、カタツムリとナメクジは、殻があるかないかの違いでしかないようです。
それと、どーでもいい情報ですが、カタツムリには1万2千本もの歯があって、
餌がないときにはコンクリートを食べるんだそう・・・笑
雨降りにカタツムリと遭遇することがあったら、口を観察してみてください。
運がよければなにかでてくるかも・・・笑
樹木の瘤(こぶ)は病気の症状
こんにちは。
暑いですね、溶けてしまいますね・・・︎
セミがワンワンうるさくて、若干不機嫌な花咲姉さんです。笑
今日は、近所の公園で出会ったこぶじいさんのお話。
子供と遊びにいった時に出会いました。
じゃーーーん!!
クローーーズアーーーーップ!!
こぶ・コブ・瘤・KOBUの嵐!!www
これは樹幹こぶ病という樹木の病気なのです。
発生原因が解明されていない、なぞに包まれた病気なのです。
樹木が枯れてしまうといったことはほとんど心配ないのでご安心を!!
しかしコブは気になりますよね??
イエス○須クリニックに行って切除しなくても、実はこのコブ、簡単に取れます。
気になる場合はナイフなどで切り取り、その跡に塗布剤を塗ってあげてください!!
できれば、夏場は避けてもらえると具合がいいです。
加減がわからないわ・・・という方はご相談くだされば処置させていただきますので、ご一報を!!
このこぶじいさん、意外と街中に潜んでいますので、お出かけの際は探してみてはいかがでしょう?
水脈を見つけてくれる虫
こんにちは。
暑い日が続いてますね‼︎
今からこんなに暑いのに、この夏はどうなってしまうんだろう…
現場にてヒーヒー言いながらチェーンソーを振り回してます、花咲姉さんでございます。笑
さて、今日の小話。
水不足と騒がれている関東でございますが、水脈を見つけるためには、
ある昆虫の動きを追えばいいというのをご存知ですか?
そいつの正体は…
てふてふ。
そぅ、蝶です‼︎
蝶は水脈の上を点々と着地しながらゆらゆら飛んで移動するそうです。
好き勝手に飛んでるわけじゃないんですね…
自然界でお水が周りにない場合、蝶が羽を休めているところを掘っていけば、お水を確保することができますよ‼︎
って、そんな状況はそうそうないとは思いますが…笑
暑い夏、みなさん水分補給をしっかりして、乗り越えましょう‼︎
桜が人気の理由とは?
こんにちは。
桜興業で樹木医をしております、花咲姉さんでございます。
花咲爺さんにあやかりました…笑
植物にまつわるいろいろな小話を綴っていこうと思います。
少しでも植物のことに興味を持ってくれる人が増えることを祈って。
そんなこんなで初回は桜興業だけに桜の小話を…
日本の国花である桜。
美しい花はたくさんありますが、なぜこんなにも人気なんでしょう?
昔は梅を観賞することを花見と言っていましたし、江戸時代には短命で儚く散ることから家紋にすることを嫌われていた桜。
しかし、その儚さと奥ゆかしい雰囲気は日本人の心を魅了してきました。
そこで私の勝手な解釈。
桜の花は下向きに咲きます。
要するに、私たちに向かって咲いているように見えるのです。
自身の美しさを最大限に私たちに見せてくれる桜…
なんとも健気ですね。
そんなところも人気の高い理由なのではないのでしょうか?
来年までお花はお預けですが、桜が咲いたらお花の咲き方にも注目してみてください。